Meet You at Hard Rock Cafe ハードロックカフェ

世界ハードロックカフェ訪問記とトリビア

海外Hard Rock Cafe紀行2023 ➄

今回はパラマリボスリナム)とジョージタウンガイアナ)に行きました。どちらも初めてで訪問国2つ増えました。

HRC Suriname                                                  HRC Guyana

ハードロックカフェは都市名が基本ですが、この2つは国名です。

パラマリボってどこ?ジョージタウンはマレーシアのペナンとか世界中に多々あるので国名にしたのでしょうか?

 

日程は

10/23   NH126  HND-LAX  21:05-15:10

10/23   CM362  LAX-PTY   22:01-06:42

10/24   CM318  PTY-PBM   09:39-15:41

10/26   PY421   PBM-GEO  06:00-05:45

10/30   CM191  GEO-PTY   03:47-06:28

10/30   CM472  PTY-LAX    11:50-16:46

10/31   NH105  LAX-HND   00:50-05:00(11/1)

PYはSurinam Airwaysです。PY421以外は定刻運行。

 

スリナムはビザ無しで行けますが、出国便の予約と入国税が必要です。日本を含むビザ免除国はUSD25。事前にスリナムのVISAウェブでentry feeと手数料USD8で計USD33を支払うとvoucherが発行されるので、それを印刷して到着時に提出する流れです。1つしかないパラマイボ空港でアライバルビザのような支払いは基本できません(さばけません)。到着した日は中国人夫婦がvoucher持ってなくて(入国税未払い)トラブってました。中国はスリナムに多額の援助をしてるので中国人は入国税不要だと思ってたみたいです。この空港発着が1日3便くらいでコパ航空は週2便、旧宗主国のオランダKLMがアムステルダムとアルバからの直行便があります。出発ターミナルと到着ターミナルが隣接していて出発・到着がない時間帯はターミナル内の施設は営業無しの無人状態になります。

Hard Rock Café Suriname Airportが出発ターミナル内に開店の予定ですが営業時間はどうなるのでしょう?パラマリボ市内から空港までは45kmで道も悪いのでバスやタクシーだと60~80分かかります。PBM-GEO(パラマリボからジョージタウン)が早朝なので空港から5分のDouglas Airport Guest Houseに2泊しました。空港近くの宿泊施設はここだけ、しかもBooking.com のみ予約可、しかも最低宿泊数2日。日本ではBooking.comからホテルへの支払い滞納が話題になってますが、ここの支払いはチェックイン時にUSドルで現金払いでした。手持ちは100ドルくらいしかなかったので2泊分のUSD138.60と、ドル払い可のスリナムガイアナのタクシー代を見込んでUSD400(@152.85=JPY68,783)をTravelexでオンライン購入しました。レートは少し悪いですがTravelexはJCB とMastercardだけですがクレカ払いできてポイントも付きます。みずほルート設定のために発行したJQ カードセゾンマスターカードを使いました。空港到着ビルには制限エリア(Baggage Claim)に両替屋がありました。ATMは空港とゲストハウスの間に1つと出発ビルに1つだけ。しかもゲストハウス側のATMは故障中。出発ビルの方は最後まで進めるのですが、お金が出てくるところで“一時的に取引できませんでした”のメッセージがでて失敗。VISA Debitカードです。ゲストハウス近くに中国人経営のスーパーマーケットがあってそこで飲み物とか買い物をしたら現金のみ。上記の事情でスリナムドル持ってないのでUSドルで支払いました。

翌日はパラマリボ市内まで行って観光とHRCの予定。最高気温33℃ですが今年の日本の夏にくらべると快適。しかし午前中は発着便が無く施設はもぬけの殻、到着時たくさんいたタクシーの客引きもなし。スリナムガイアナではUberも使えません。到着便があると市内までのシャトルバス(ドル払い可)が使えるのですが、発着情報すらないので片道80分かかるバスに何時に乗れるかわかりません。ゲストハウスの受付でタクシー頼めるか聞いたら頼んでも来ないよとのこと。そこに居合わせた老夫婦が言うには乗り合いバスで行けばいい。スリナムドルは昨日行ったスーパーで両替してくれるとのこと。とりあえずUSD20をSRD750に少額紙幣を多くしてもらいました。バス停はゲストハウスの近くです。ドライバーに聞いたらミニバスはパラマリボ直行便がないので終点で乗り換え。終点でどのバスに乗ればいいかも指示してくれました。スリナムオランダ語公用語ですが、英国にも支配されていた歴史があるので英語が通じます。そして車は英国と同じ左側でした。道中多くの中国語で書かれた建物がありました。中国人は古くからスリナムに移住していて人口の10%を占めていて中国資本の企業が多いのです。またオランダがスリナム支援を打ち切った後に変わって多額の経済支援を行っていて経済に大きな影響を与えています。シャトルバスの終点のバスターミナルの場所はチェックしてたので乗り換えたバスもそこが終点でした。合計2時間の長旅になりました。ターミナルと言ってもバスが何台か並んでるだけの場所です。市内のATMはすごい行列に並んだのに3件とも“一時的に取引できませんでした”でダメでした。

パラマリボは東を流れる大西洋に流れる汚い?スリナム河口にあり高層ビル等がない、開発途上の街です。ダウンタウンは賑やかで多くのアフリカ系若者であふれています。マクドナルド、スタバはありません。世界遺産パラマリボ市街歴史地区は市の北東にあります。オランダの名残が至る所にありました。

スリナム川                    改装中の大聖堂

大統領邸                 要塞

 

 


HRCは市の西側Ringweg-Zuidという立派に舗装された通りにできたKFCや欧米の高級品店が入ったInternational Mall の中にあります。シティTゲットできました。歴史地区からかなり距離があるのでここはタクシーを使いました。

 

ミニバスで合計SRD60,タクシーでSRD500を使ったので残りSRD190。このモールはタクシーで来る人は少ないのですが30分ほど待ったらタクシーに乗ってきたお客がいたので降りたところで捕まえてUSD45でゲストハウスまで乗せてもらいました。かなりスピードだしてくれましたが1時間超かかりました。残りのSRDでパルボビール(product of Suriname)を飲んでパラマリボ旅行は完了となりました。

翌日はSurinam Airwaysでガイアナまで飛びます。LCCも含め多くの航空会社は搭乗24時間前にオンラインチェックインの案内を送ってくれます。ここはオンラインやってないのでなし。カウンターだけのチェックインで混雑すると予想して3:30に空港へ行ったら、すでに混んでいて搭乗券もらうまで1時間かかりました。後ろにはまだ長い列が続いてました。スタッフ3人だけだし、この便はジョージタウン経由のマイアミ行きなので米国入国の書類チェックもあり時間がかかり過ぎ。出国手続きとセキュリティ・チェックを終えて待っていると、案の定搭乗手続きに時間がかかっており出発が30分遅れますのアナウンスが。“そらそーよっ!” 出発ターミナルの制限区域は早朝にも関わらずお土産店もカフェも営業してました。

ジョージタウン到着は6時20分になりました。ガイアナスリナムより1時間遅い時間帯です。

ジョージタウンで降りたのは自分を含め15人くらい。他の乗客はそのまま残り、ガイアナからの乗客を待ってマイマミまで行きます。Georgetown Cheddi Jagan International Airportもスリナム同様、出発と到着のターミナル隣接。しかしこちらは制限外エリアがやたら狭く両替所もATMも何もありません。ここも発着便がない時間帯は閑散になります。

”♪Oh no, we gonna rock down to electric avenue♫“ 80年代”Electric Avenue” をヒットさせたEddy Grant はガイアナ生まれです。

早く行ってもホテルのチェックインできないので、閑散とした到着ターミナル屋外にある椅子に座って文庫本読んで時間をつぶすことにしました。さすがに目立ってしまったのか、オジサンが近づいてきて“タクシー必要じゃないんか?” “まだ朝早いからチェックインの時間まで時間つぶしてます。” “ここではホテルは10時からチェックインできるで~。だから俺の車に乗りなはれっ!” 危ない人かもしれないので宿泊するホテル名を明かし料金聞いてみました。“USD50だっ!”これ空港から市内までの適正価格なので、とりあえず信用しましょう。8時30分に次の便が到着すると客引きが増えてきます。さっきのオジサンが客を乗せたワゴン車で近づいてきます。“おいっ、すぐ乗れやっ!”すでに他の客1人乗ってかるからトラブルは無さそうなので乗りました。ジョージタウンダウンタウンも空港から40km以上あり道もよくないので1時間以上かかります。しかしワゴン車はダウンタウンを超えてもさらに走り続けます。えっ?どこへ向かってるんだと不安になりましたが、オジサンは先客とずっと話し続けていたので聞けませでした。有料なのにしょぼい橋を渡りさらに走り続けます。2人の会話から分かったのは先客はトリニダード・トバコから到着したガイアナ人で家に向かっているらしい。川の向こう側はなにもなくて牧歌的な地で集落が散在してるだけです。そしてついに家族が待つ家に到着。先客が降りて2人きりになったので“ここはどこ?”と聞いたら“ウエストバンクだっ。旅行者は絶対来ない所を見れていい暇つぶしになっただろう?” なんだ、このオッサン結構いい奴やん。 ジョージタウンは北を大西洋、街の西側をデメララ川が流れ東側はダウンタウン、西側がウエストバンクという住宅地になっているらしい。橋が架かっていたのはデメララ川。ジョージタウンパラマリボに劣らず大西洋も川も浅瀬でドロドロで汚いです。庶民はフェリー?で川を渡っているみたいです。しかしオイルマネーで潤っているので新しい橋の建設が進んでいます。およそ2時間のドライブの後、Kanuku Suitesホテルに到着。10:30でもチェックインできました。まずはガイアナドル(GYD)入手のためグーグルマップでホテルから一番近いATMを探したら2.6km徒歩で36分Giftland Mall に3つ。そこから1km北に進むと海近くにあるHRCが入っているMovie Town Mallに着きます。まずはHRCに行ってそこから帰りにGiftland Mallに寄ってホテルに戻ることにしました。Movie Town Mallはその名の通り複数の映画館とショップやレストランが入る建物でシネコンと言うには少し無理がある感じ。。周りに何もなく海岸ロードにガイアナしては高い建物なのですぐ見つかりました。HRCはグランドフロアに入っています。モールの中をさまよっていたら見つかりました。ここではシティTを2枚ゲット。このモールよりATMが入っているGiftland Mallの方がはるかに良かったです。大きなフードスーパーマーケットと結構広いフードコードもあり滞在中毎日通いました。Republic BankのATMだけ列ができてたので並び、そして手数料なしでお金を引き出せました。当たりです!

ジョージタウンは最高気温31℃で湿度が低くそんなに熱くないのですが赤道近くなので日差しが強烈、その中を歩き回ったので痛くなるほどの日焼けしてしまいました。

ガイアナで一番有名な観光地はカイエチュールの滝。世界一長い滝と言われたベネズエラアンヘルの滝(Salto Angel)より長い(高い)という説もあります。セスナでしか行けない所なので、10月28日(土)のツアーを予約してましたが、これが中止に(>_<) 定員12人の小型機で午後だけのショートツアーだったのですが参加者が少くて採算取れないので飛ばせなくなったようです。ツアーに参加するのは外国人ばかりなので滝観光が目的に外国人旅行者が減っているのだと思われます。結果木曜日から日曜日まで4日間もジョージタウンの街を歩き回ることになり日に日に日焼けの色が黒くなっていきました。

ジョージタウンで唯一フォトジェニックだったのが”I Love Guyana sign

 

これが大西洋?             国会議事堂

ガイアナの首都はスリナム同様、高層ビルはありませんがマクドナルドやスタバはあります。油田からの収入で近年30%を超える経済成長の副作用からか物価はスリナムよりは高いです。ガイアナはインド系4割、アフリカ系3割の人口構成ですが、首都を歩いていると圧倒的にアフリカ系の人が多かったです。街の中心は川の東側、道は屋台で溢れています。HRCや今回泊まったホテル周辺は中心部から少し東にあることがわかりました。GSE(Guyana Stock Exchange)ガイアナ株式取引所もありました。取引は月曜日だけ行うそうなので閉まってました。現在15社が上場?しています。

 

 

Liberty Arch                                                     民俗館

最終日の日曜日は困りました。深夜便03:47(月曜の朝)なので時間をつぶすのが大変。カフェとかあればpeople watching なんですがここにはありません。そこでGiftland Mallの休憩場所で来場客を観察。

日曜日なのでたくさんのお客さんで賑わってました。多いのは子連れの家族、若いカップル。どこでもおなじですね。アフリカ系もいますがここはインド系の人が圧倒的に多いです。一人で黙々スマホいじっている人も多くいます。暗くなったのでタクシーで1時間かけて19:00空港到着。チェックイン開始の24:00まで5時間ほど出発ターミナル屋外の椅子で寝転んでました。出国手続き後搭乗まではもちろんラウンジ。深夜なので2人しかいませんでした。これにて旅行終了。

今回の旅行でいただいたビール。全てラガーです。

STAGはトリニダードトバゴ、BANKS とGTはガイアナ

PALBO はスリナム            Balboaはパナマ