再び南米に行ってきました。今回も1年前に予約した2023年3月11日ANA HND-LAX
23日 LAX-NRT に合わせて旅程を組みました。LAから南米はアビアンカとコパの組み合わせで結構安いチケットを取りました。
Santiago BA Ezeiza Ushuaia Iguaz Airport Florianopolis Gramado
LA到着は同日11日の16時。ここからボゴタ経由でサンチアゴに向かいます。
3/11 20:10 – 3/12 06:00 LAX- BOG (AV83)
3/12 07:00 – 15:00 BOG-SCL (AV115)
ボゴタ空港の国際乗継minimum connecting time 60mins ぎりぎりで乗り継げるか不安でしたが、
ボゴタには30分早く着きました。ここは乗り換え時セキュリティチェックがあります。そこそこ混んでましたが8レーンあるので進んではいました。乗継に時間がない乗客は、“すみません、急いでます。”で列の先頭に割り込めるくらいゆるかったです。無事に6時にセキュリティを通過して余裕で間に合いました。
サンチアゴ行きは定刻到着。アビアンカは10年ぶりに乗りました。ボゴタ行の便はB787で快適でした。
サンチアゴ空港からバスと地下鉄で宿泊先があるおしゃれなロス・カンデス地区へ。前回閉鎖されていたHRCはちゃんと営業してました。翌日は市内観光して同じルートで空港へ戻りここを拠点にしているLATAM便でブエノスアイレスへ。あれっ、エサイア空港の両替屋は閉鎖されていました。
アルゼンチンは過去8回も国債がデフォルト(債務不履行)して、現在もデフォルト状態なのですが、今回は財政再建計画を実行しているのでIMFからの借り入れが認められ延命しています。中国からも多額の資金援助を受けています。誰も国債買ってくれないのです。国の信用がないので通貨のペソもずっと下落し続けています。そのため政府は為替規制していて、基本国民は米ドルや他の外貨を買うことができません。(できても月200ドルが上限)そのため両替屋も営業できなくなったのでしょう。ブエノスアイレスのフロリダ通りにたくさんあったCambioも営業停止状態だと思います。JPY/ARSのオフィシャルレ-トは0.63くらいですが、ATMで10,000ペソ引き出したら手数料込みで3,900円でした。調べてみたらアルゼンチンペソはオフィシャルレートの他にblue rate という実効レート(闇レートではありません)があり、それが適用されたみたいです。年間インフレ率100%の国ですが、現地でペソ払いをする分にはblue rate効果で物価はそれほど高く感じません。このような状況下でも暴動など起こさず、淡々といい仕事をしているアルゼンチン人は尊敬に値しますね。
南米では3月は秋ですが、サンチアゴもブエノスアイレスも30℃越えで暑かったです。
ブエノスアイレスからはアルゼンチン航空で世界の果てウスアイアへ向かいます。Ushuaia の発音ですが、アルゼンチン航空のCAさんは“ウスアイア”だったのでウシュアイアではなくウスアイアで通します。
ウスアイアに到着したらみぞれが降ってました、風も強くすごく寒いかと思いきやそうでもなかったです。夕刻にはピーカン(死語?)になりました。南米最先端にある街は天気の変動が激しいです。滞在中は気温4~8度くらいでした。
ウスアイアはマゼラン(マガリャナス)海峡で大陸から隔てられたフエゴ島の南、ビーグル水道に面した小さい街で坂が多いです。ここはかつて流刑地だったそうです。島の西側はチリ領ですがここでの国境越えはできないそうです。HRCは街の中心サン・マルティン通りにあります。間違いなく日本から一番遠いHRCですね。宿泊したホテルは全6室くらいで近隣の住宅と同じようなサイズでしたがとても快適にすごせました。
ティエラ デル フエゴ国立公園半日ツアーに参加して世界の果て鉄道に乗り、町の背後(北側)にそびえるマルティアル氷河に登りビーグル水道を眺め3日過ごしました。次の目的地は再びのイグアスの滝です。
ブエノスアイレスで乗り換えイグアス空港へ、ここもアルゼンチン航空。イグアス空港にはHRCショップがあります。20:40着でも開いてました。ここでHRC Iguazu のTシャツをゲット。HRC Iguazu Airport店はこのすぐ後3月23日に開店しました。ミニバスに乗ってプエルト・イグアスのセントロへ。
HRC BA EZE Airport HR Shop Iguazu Airport
さすが観光地、たくさんカフェやレストランがありました。ここで1泊して、翌朝はアルゼンチン側の滝観光です。アルゼンチン側のホームページには入口では入場チケット買えないからオンラインで購入するようにとありますが、入口のチケット売場で買えます。クレジットカードも使えます。150ペソで使えるロッカーもあります、バックパックを預けました。アルゼンチン側の公園内はトロッコ列車で移動。ボートとか乗らなければ、ゆっくり回っても4時間あれば全部回れます。列車の終点駅から観光のハイライト“悪魔ののどぶえ”までは長い遊歩道を渡ります。駅周辺にはたくさんのハナグマが歓迎してくれました。バスでプエルト・イグアスのバスターミナルまでもどりブラジル側に移動。プエルト・イグアスからフォスドイグアス(ブラジル側)まで1時間に1本バスが出てます。500ペソです。国境ですがアルゼンチン側のイミグレでは全員降ろされて戻るまで待ってくれますがブラジル側イミグレの入国手続きは時間がかかるので待ってくれません。次のバスに乗ることになります。特にバスのチケットみせなくてもOKです。ATMなど周りはなにもないのでとりあえずは街まで移動。フォスドイグアスで1泊して翌朝はフォスドイグアス空港へ。空港経由公園行のバス料金、10月は4レアルだったのに5レアルに値上げされてました。これぞインフレですね。
LATAMでフォスドイグアスからサンパウロ・コンゴーニャス空港(CHG)経由してフロリアノポリスへ。こちらは乗り換え時間50分でしたが、沖止めの飛行機からのバスが乗り換えホールに着くのですぐに次の便に乗るバスに乗り換えができました。時間通りの運航、LATAMのグッドジョブ。ゲートはすべてバス乗り場で飛行機が駐機してないので間隔を詰めて多くのゲートを設定できるのです。
Florianópolisも定時到着。空港は近代的で周辺を含めてオフィス街みたいな雰囲気です。タクシーでHRがあるVila Romana Shopping Centerまで連れていってもらいました。スタバとかが入っている典型的なSCです。HRCはテラス席がない完全屋内の店舗でした。ここで少し休んで、予約してるホテルまで6.8km海岸沿いを歩いて行くつもりでしたが、あまりに暑くて断念。海外のショッピングセンターでは珍しくタクシー乗り場があったので助かりました。歩いていたら、また窃盗にあったかもしれません。
次は今回の旅行で一番たのしみにしていたグラマドに行くためポルトアレグレに向かいます。フロリアノポリスの南で近いのです。地球の歩き方には一日5~6本直行便が・・でしたが。1本それも早朝6:00発のAzul便しかなかったので、ここもLATAMでサンパウロのグアルーリョス空港(GRU)経由にしました。8:00発です。一度北上して南に向かう経路になります。国内線専用ターミナルでもグアルーリョスは広いので乗継時間は1時間50分。予想通り到着ゲートから乗継便のゲートまで800mくらい離れてました。1時間以上空くとラウンジも使えます。朝食はFloripaのラウンジで済ませてましたが・・・。
ポルトアレグレも12:45定時到着。空港からグラマドに行きのバスがあるはずですが、バス乗り場はあれど他に何もなし。あきらめて電車で市内へ行くことに。空港からaeromoveというモノレールがあり鉄道駅Aeroportoに直結していてセントロまで電車でいけます。バスターミナル駅で降りてGramado行のバスを探したのですが、掲示板に見当たらず。チケット売場で聞いたらあっさり次の便15:00が買えました。席指定です。終点が隣町のCanneで途中空港に停まるらしい。待っている間、周辺を散策しようとしたら、突然雨が降って中止。雨の中出発し空港にも停まったのですが、誰も乗ってきませんでした。
グラマドまで2時間半、空港のあとはノンストップでバスは森林地帯を走ります。そして現われたのはまるでおとぎの国のような街グラマド。きれいなカフェ、ショップ、レストランがあふれブラジルのヨーロッパ村みたいところでした。HRCはバスターミナルから4分ほどですぐに見つかりました。グラマドなんて旅行ガイドにも載っていないのですが、近くの湖、山、谷を舞台にした各種アドベンチャーが充実していてとても活気に満ち溢れていました。旅程はこれにて終了。
気になっていたのは近々オープンのHRC Porto Alegre 店、場所は郊外のショッピングモール内で現在開店準備中。ちょっと早かったですね。場所だけでも見てみようかと思いましたがパス。ポルトアレグロは最近物騒なニュースが多いので。
帰国便はポルトアレグロからグアルーリョス空港(GRU)までLATAM、GRUからはパナマ経由でLAのコパ航空。GRUの広いラウンジのTVでWBC決勝を途中から最後まで見ました。他に見ていたのは2人だけでちょっと残念です。でも日本優勝で旅を締められて良かったです。
GRU-LAX
3/22 01:43 - 06:35 GRU-PTY (CM758)
3/22 07:52 – 13:25 PTY-LAX (CM360)
乗り継ぎ1時間20分弱です。パナマは国際線乗降同じフロアでターミナルが同じなので通常乗継が楽です。今回は到着Terminal 2 と出発Terminal 1が異なり、しかもアメリカ行はゲートでセキュリティチェックがあるので時間を要し、ラウンジ利用の時間はありませんでした。
今回たくさん搭乗したLATAM航空すべて定時運行で素晴らしかったです。経営破綻からの再建は順調そうですね。
最後にESTAで米国経由中南米に旅行する方へのtips : ESTAのコピーを持参してください。帰国便のチェックインで見せろと言われます。