Meet You at Hard Rock Cafe ハードロックカフェ

世界ハードロックカフェ訪問記とトリビア

海外Hard Rock Cafe紀行2023 ➄

今回はパラマリボスリナム)とジョージタウンガイアナ)に行きました。どちらも初めてで訪問国2つ増えました。

HRC Suriname                                                  HRC Guyana

ハードロックカフェは都市名が基本ですが、この2つは国名です。

パラマリボってどこ?ジョージタウンはマレーシアのペナンとか世界中に多々あるので国名にしたのでしょうか?

 

日程は

10/23   NH126  HND-LAX  21:05-15:10

10/23   CM362  LAX-PTY   22:01-06:42

10/24   CM318  PTY-PBM   09:39-15:41

10/26   PY421   PBM-GEO  06:00-05:45

10/30   CM191  GEO-PTY   03:47-06:28

10/30   CM472  PTY-LAX    11:50-16:46

10/31   NH105  LAX-HND   00:50-05:00(11/1)

PYはSurinam Airwaysです。PY421以外は定刻運行。

 

スリナムはビザ無しで行けますが、出国便の予約と入国税が必要です。日本を含むビザ免除国はUSD25。事前にスリナムのVISAウェブでentry feeと手数料USD8で計USD33を支払うとvoucherが発行されるので、それを印刷して到着時に提出する流れです。1つしかないパラマイボ空港でアライバルビザのような支払いは基本できません(さばけません)。到着した日は中国人夫婦がvoucher持ってなくて(入国税未払い)トラブってました。中国はスリナムに多額の援助をしてるので中国人は入国税不要だと思ってたみたいです。この空港発着が1日3便くらいでコパ航空は週2便、旧宗主国のオランダKLMがアムステルダムとアルバからの直行便があります。出発ターミナルと到着ターミナルが隣接していて出発・到着がない時間帯はターミナル内の施設は営業無しの無人状態になります。

Hard Rock Café Suriname Airportが出発ターミナル内に開店の予定ですが営業時間はどうなるのでしょう?パラマリボ市内から空港までは45kmで道も悪いのでバスやタクシーだと60~80分かかります。PBM-GEO(パラマリボからジョージタウン)が早朝なので空港から5分のDouglas Airport Guest Houseに2泊しました。空港近くの宿泊施設はここだけ、しかもBooking.com のみ予約可、しかも最低宿泊数2日。日本ではBooking.comからホテルへの支払い滞納が話題になってますが、ここの支払いはチェックイン時にUSドルで現金払いでした。手持ちは100ドルくらいしかなかったので2泊分のUSD138.60と、ドル払い可のスリナムガイアナのタクシー代を見込んでUSD400(@152.85=JPY68,783)をTravelexでオンライン購入しました。レートは少し悪いですがTravelexはJCB とMastercardだけですがクレカ払いできてポイントも付きます。みずほルート設定のために発行したJQ カードセゾンマスターカードを使いました。空港到着ビルには制限エリア(Baggage Claim)に両替屋がありました。ATMは空港とゲストハウスの間に1つと出発ビルに1つだけ。しかもゲストハウス側のATMは故障中。出発ビルの方は最後まで進めるのですが、お金が出てくるところで“一時的に取引できませんでした”のメッセージがでて失敗。VISA Debitカードです。ゲストハウス近くに中国人経営のスーパーマーケットがあってそこで飲み物とか買い物をしたら現金のみ。上記の事情でスリナムドル持ってないのでUSドルで支払いました。

翌日はパラマリボ市内まで行って観光とHRCの予定。最高気温33℃ですが今年の日本の夏にくらべると快適。しかし午前中は発着便が無く施設はもぬけの殻、到着時たくさんいたタクシーの客引きもなし。スリナムガイアナではUberも使えません。到着便があると市内までのシャトルバス(ドル払い可)が使えるのですが、発着情報すらないので片道80分かかるバスに何時に乗れるかわかりません。ゲストハウスの受付でタクシー頼めるか聞いたら頼んでも来ないよとのこと。そこに居合わせた老夫婦が言うには乗り合いバスで行けばいい。スリナムドルは昨日行ったスーパーで両替してくれるとのこと。とりあえずUSD20をSRD750に少額紙幣を多くしてもらいました。バス停はゲストハウスの近くです。ドライバーに聞いたらミニバスはパラマリボ直行便がないので終点で乗り換え。終点でどのバスに乗ればいいかも指示してくれました。スリナムオランダ語公用語ですが、英国にも支配されていた歴史があるので英語が通じます。そして車は英国と同じ左側でした。道中多くの中国語で書かれた建物がありました。中国人は古くからスリナムに移住していて人口の10%を占めていて中国資本の企業が多いのです。またオランダがスリナム支援を打ち切った後に変わって多額の経済支援を行っていて経済に大きな影響を与えています。シャトルバスの終点のバスターミナルの場所はチェックしてたので乗り換えたバスもそこが終点でした。合計2時間の長旅になりました。ターミナルと言ってもバスが何台か並んでるだけの場所です。市内のATMはすごい行列に並んだのに3件とも“一時的に取引できませんでした”でダメでした。

パラマリボは東を流れる大西洋に流れる汚い?スリナム河口にあり高層ビル等がない、開発途上の街です。ダウンタウンは賑やかで多くのアフリカ系若者であふれています。マクドナルド、スタバはありません。世界遺産パラマリボ市街歴史地区は市の北東にあります。オランダの名残が至る所にありました。

スリナム川                    改装中の大聖堂

大統領邸                 要塞

 

 


HRCは市の西側Ringweg-Zuidという立派に舗装された通りにできたKFCや欧米の高級品店が入ったInternational Mall の中にあります。シティTゲットできました。歴史地区からかなり距離があるのでここはタクシーを使いました。

 

ミニバスで合計SRD60,タクシーでSRD500を使ったので残りSRD190。このモールはタクシーで来る人は少ないのですが30分ほど待ったらタクシーに乗ってきたお客がいたので降りたところで捕まえてUSD45でゲストハウスまで乗せてもらいました。かなりスピードだしてくれましたが1時間超かかりました。残りのSRDでパルボビール(product of Suriname)を飲んでパラマリボ旅行は完了となりました。

翌日はSurinam Airwaysでガイアナまで飛びます。LCCも含め多くの航空会社は搭乗24時間前にオンラインチェックインの案内を送ってくれます。ここはオンラインやってないのでなし。カウンターだけのチェックインで混雑すると予想して3:30に空港へ行ったら、すでに混んでいて搭乗券もらうまで1時間かかりました。後ろにはまだ長い列が続いてました。スタッフ3人だけだし、この便はジョージタウン経由のマイアミ行きなので米国入国の書類チェックもあり時間がかかり過ぎ。出国手続きとセキュリティ・チェックを終えて待っていると、案の定搭乗手続きに時間がかかっており出発が30分遅れますのアナウンスが。“そらそーよっ!” 出発ターミナルの制限区域は早朝にも関わらずお土産店もカフェも営業してました。

ジョージタウン到着は6時20分になりました。ガイアナスリナムより1時間遅い時間帯です。

ジョージタウンで降りたのは自分を含め15人くらい。他の乗客はそのまま残り、ガイアナからの乗客を待ってマイマミまで行きます。Georgetown Cheddi Jagan International Airportもスリナム同様、出発と到着のターミナル隣接。しかしこちらは制限外エリアがやたら狭く両替所もATMも何もありません。ここも発着便がない時間帯は閑散になります。

”♪Oh no, we gonna rock down to electric avenue♫“ 80年代”Electric Avenue” をヒットさせたEddy Grant はガイアナ生まれです。

早く行ってもホテルのチェックインできないので、閑散とした到着ターミナル屋外にある椅子に座って文庫本読んで時間をつぶすことにしました。さすがに目立ってしまったのか、オジサンが近づいてきて“タクシー必要じゃないんか?” “まだ朝早いからチェックインの時間まで時間つぶしてます。” “ここではホテルは10時からチェックインできるで~。だから俺の車に乗りなはれっ!” 危ない人かもしれないので宿泊するホテル名を明かし料金聞いてみました。“USD50だっ!”これ空港から市内までの適正価格なので、とりあえず信用しましょう。8時30分に次の便が到着すると客引きが増えてきます。さっきのオジサンが客を乗せたワゴン車で近づいてきます。“おいっ、すぐ乗れやっ!”すでに他の客1人乗ってかるからトラブルは無さそうなので乗りました。ジョージタウンダウンタウンも空港から40km以上あり道もよくないので1時間以上かかります。しかしワゴン車はダウンタウンを超えてもさらに走り続けます。えっ?どこへ向かってるんだと不安になりましたが、オジサンは先客とずっと話し続けていたので聞けませでした。有料なのにしょぼい橋を渡りさらに走り続けます。2人の会話から分かったのは先客はトリニダード・トバコから到着したガイアナ人で家に向かっているらしい。川の向こう側はなにもなくて牧歌的な地で集落が散在してるだけです。そしてついに家族が待つ家に到着。先客が降りて2人きりになったので“ここはどこ?”と聞いたら“ウエストバンクだっ。旅行者は絶対来ない所を見れていい暇つぶしになっただろう?” なんだ、このオッサン結構いい奴やん。 ジョージタウンは北を大西洋、街の西側をデメララ川が流れ東側はダウンタウン、西側がウエストバンクという住宅地になっているらしい。橋が架かっていたのはデメララ川。ジョージタウンパラマリボに劣らず大西洋も川も浅瀬でドロドロで汚いです。庶民はフェリー?で川を渡っているみたいです。しかしオイルマネーで潤っているので新しい橋の建設が進んでいます。およそ2時間のドライブの後、Kanuku Suitesホテルに到着。10:30でもチェックインできました。まずはガイアナドル(GYD)入手のためグーグルマップでホテルから一番近いATMを探したら2.6km徒歩で36分Giftland Mall に3つ。そこから1km北に進むと海近くにあるHRCが入っているMovie Town Mallに着きます。まずはHRCに行ってそこから帰りにGiftland Mallに寄ってホテルに戻ることにしました。Movie Town Mallはその名の通り複数の映画館とショップやレストランが入る建物でシネコンと言うには少し無理がある感じ。。周りに何もなく海岸ロードにガイアナしては高い建物なのですぐ見つかりました。HRCはグランドフロアに入っています。モールの中をさまよっていたら見つかりました。ここではシティTを2枚ゲット。このモールよりATMが入っているGiftland Mallの方がはるかに良かったです。大きなフードスーパーマーケットと結構広いフードコードもあり滞在中毎日通いました。Republic BankのATMだけ列ができてたので並び、そして手数料なしでお金を引き出せました。当たりです!

ジョージタウンは最高気温31℃で湿度が低くそんなに熱くないのですが赤道近くなので日差しが強烈、その中を歩き回ったので痛くなるほどの日焼けしてしまいました。

ガイアナで一番有名な観光地はカイエチュールの滝。世界一長い滝と言われたベネズエラアンヘルの滝(Salto Angel)より長い(高い)という説もあります。セスナでしか行けない所なので、10月28日(土)のツアーを予約してましたが、これが中止に(>_<) 定員12人の小型機で午後だけのショートツアーだったのですが参加者が少くて採算取れないので飛ばせなくなったようです。ツアーに参加するのは外国人ばかりなので滝観光が目的に外国人旅行者が減っているのだと思われます。結果木曜日から日曜日まで4日間もジョージタウンの街を歩き回ることになり日に日に日焼けの色が黒くなっていきました。

ジョージタウンで唯一フォトジェニックだったのが”I Love Guyana sign

 

これが大西洋?             国会議事堂

ガイアナの首都はスリナム同様、高層ビルはありませんがマクドナルドやスタバはあります。油田からの収入で近年30%を超える経済成長の副作用からか物価はスリナムよりは高いです。ガイアナはインド系4割、アフリカ系3割の人口構成ですが、首都を歩いていると圧倒的にアフリカ系の人が多かったです。街の中心は川の東側、道は屋台で溢れています。HRCや今回泊まったホテル周辺は中心部から少し東にあることがわかりました。GSE(Guyana Stock Exchange)ガイアナ株式取引所もありました。取引は月曜日だけ行うそうなので閉まってました。現在15社が上場?しています。

 

 

Liberty Arch                                                     民俗館

最終日の日曜日は困りました。深夜便03:47(月曜の朝)なので時間をつぶすのが大変。カフェとかあればpeople watching なんですがここにはありません。そこでGiftland Mallの休憩場所で来場客を観察。

日曜日なのでたくさんのお客さんで賑わってました。多いのは子連れの家族、若いカップル。どこでもおなじですね。アフリカ系もいますがここはインド系の人が圧倒的に多いです。一人で黙々スマホいじっている人も多くいます。暗くなったのでタクシーで1時間かけて19:00空港到着。チェックイン開始の24:00まで5時間ほど出発ターミナル屋外の椅子で寝転んでました。出国手続き後搭乗まではもちろんラウンジ。深夜なので2人しかいませんでした。これにて旅行終了。

今回の旅行でいただいたビール。全てラガーです。

STAGはトリニダードトバゴ、BANKS とGTはガイアナ

PALBO はスリナム            Balboaはパナマ

Hard Rock Cafe #291-

No.          name                 opened                note

291  Hard Rock Café Suriname                19 April 2023

南米スリナムの首都パラマイボのRingweg-Zuid 通りInternational Mall of Surinameに入っています。パラマイボ旧市街は世界遺産に登録されております。

 

292  Hard Rock Café Porto Alegre              1 May 2023

*NBT ポルト・アレグレは南ブラジル、リオ・グランジ・ド・スウ州の州都。高層ビルと植民地時代に建てられたヨーロッパ建築のコントラストが魅力の街です。HRCは街の中心部セントロからかなり南に離れたPontal Shopping Mall内にあります。

293   Hard Rock Café Kuala Lumpur Airport     30  June 2023

クアラルンプール国際空港(KLIA)はKLIA1とKLIA2(LCC専用)がある大きな空港です。HRCはKLIA1のサテライトビルにあります。ANA等国際線が多く発着するCゲートがあるところです。ラウンジやヌードル店などが入った2階です。マレーシアはイスラムの国ですがBARもあり、お酒が飲めます。サテライトビル内にはSama Sama Express とういうホテルがありよく宿泊します。

KLIA1のサテライトとメインビルはトレイン で繋がってましたが、現在リニューアルの為バスのみの移動になってます。新トレインは2024年に再開の予定です。

 

294  Hard Rock Cafe Suruname Airport       19 November  2023

 

295 Hard Rock Cafe Cordoba Airport           15 December 2023

 

296 Hard Rock Cafe Bengaluru Airport         19  December 2023

 

297 Hard Rock Cafe Malta Airport                  2 March 2006

ハードロックカフェ マルタエアポートはbar からcafeに昇格しておりました。追加でカウントしました。

 

298 Hard Rock Cafe Ipoh                              27 March 2024

イポーはクアラルンプールの200km北にあるマレーシア第3の都市で中華系住民が多いグルメな街です。2011年上映の映画”セカンドバージン”のロケ地としても有名です。

 

海外Hard Rock Cafe紀行2023 ④

今回はPiccadilly Circus、New Castle、 EdinburghとTromsøのハードロックカフェに行ってきました。ピカデリーサーカス、ニューカッスル、トロムソは初訪問です。

Piccadilly Circus           New Castle                  Edinburgh                    Tromsø

日程は

9/17 NH211   HND - LHR 09:55-16:20

9/19 DY1355  EDI - OSL 11:00-13:55

9/19 DY382   OSL - TOS 17:10-19.05

9/21 SK4409 TOS – OSL 08:30-10:20

9/21 LH861   OSL – FRA 13:00-15:05

9/21 NH224  FRA-HND 20:45-16:45

 

ロンドンからニューカッスルニューカッスルからエディンバラまで列車を使いました。

DYはノルウェーLCC、Norwegian (ノルウェー・エアシャトル)です。UKのLCC Logan Airニューカッスルからアバディーン経由でオスロという選択もありましたが、Norwegian はトロムソまで予約できるのでこちらを選びました。オスロからトロムソは1本早い14:45の便もありましたが、LCCで乗り継ぎ50分はショート・コネクションに慣れているとはいえさすがに怖いので乗継3時間15分にしました。UKからノルウェーはシェンゲン入国になります。この入国審査はかなり時間がかかったので、余裕の乗り継ぎで良かったです。

ロンドン行のANA便は復活した羽田空港第2ターミナルからの出発です。ラウンジにはバーカウンターがあり、第2ターミナルのラウンジにはないものを飲めます。ジンジャービールを飲んでみました、キリっとした味わいでおいしかったです。食事のメニューは同じです。グルメじゃないので食べ物にこだわりはありませんが、ここでは他のメニューには目をくれず、必ず“鮭いくら丼”を食べます。鮭といくらのバランスが絶妙に良いのです。

ラウンジからの景色            かき揚げそばと鮭いくら丼

ロンドンまで14時間のフライトですが、話題のインド映画RRRは3時間楽しめたのであまり長く感じませんでした。

さてロンドンヒースロー空港といえば、かつてイミグレは必ず長蛇の列、通過するのに2時間くらいかかり(乗継便に間に合わなかったことがあります)2012年のオリンピックの時、ニュージーランドの要人もそれを体験して苦言を呈してましたね。

しかし2019年から日本を含む数か国からの入国者は無人化ゲートを使いパスポートスキャンだけで入国できるようになりました。故障して一時使えなくなり大混乱になったとうニュースもありましたけど。今回は故障もなくほんの数秒で通過でき、これは感動でした!

 

UKを旅行するのに便利なのが外国人向けのBritrail Pass。北アイルランドを除く英国全土の鉄道会社に乗り放題できます。地下鉄やトラムには使えません。

(JR線乗り放題のJapan Rail Passは値上げで不評を買ってますね・・・。)

以前は紙のチケットで最初に乗る列車の窓口で使用開始のactivate のスタンプを押してもらう形式でしたが、最近電子チケットになりました。期間2日から買えるので今回も使いました。2日間のStandardで17900円に手数料220円。Web上でactivateするとPDFがダウンロードされるのでそれを使います。Heathrow Expressも乗れるので混雑している切符売り場を通過できます。ヒースローの駅はチケットやカードをかざす方式の改札しかないので、passでは通過できません。係の方にpassを見せて開けてもらいました。ここだけはちょっと面倒。Paddington駅まで行き、地下鉄 に乗り換え、改札を通さず地下鉄に乗り換えできますが、pass利用なので改札をでて地下鉄Bakerloo line乗り換えました。ロンドン地下鉄はタッチ決済できるクレジットカードで改札通れます。出る時にもタッチするのでそこで料金が確定する仕組みです。Bakerloo lineでPiccadilly Circus駅まで行くつもりでしたが、出た~っ!さすがLondon Tube!ひとつ前のOxford Circus駅で故障発生。しばらく動かないとのアナウンスがあったのでそこで降りてピカデリーサーカスまで歩きました。HRC Piccadilly Circus店はエロス像と噴水のすぐそばにあります。かなり大きいカフェでした。London Piccadilly Circusが入ったシャツやグッズはありませんでした。残念。

                    エロス像

ここでは何も買わず地下鉄Piccadilly LineでKing’s Cross/ St,Pancras 駅へ向かいます。今度は止まらず大丈夫でした。King’s CrossからNew Castle への電車はLNER(London North Eastern Railway)、ここでも自動改札でpassのQRコードでは通過できず。自動でない改札が1つありそこを通過。かなり混んでいて8割方予約で埋まってました。予約席にはReserved の赤ランプが灯るからです。”Available”の緑のランプが見当たらないので”May be reserved later”(これは遠回しに空いてるよってことでしょう)のオレンジランプの席に座りました。途中のヨークで予約客が多く降りたのでその席は緑に変わりました。結局Pass QRコードは車内チケットチェック時に読み取ってもらっただけでした。列車は19:00出発ニューカッスル中央駅21:52着の定時運行。1990-2000年代の全く時刻通り走らない英国列車を経験してるので。これまた驚きでありました。無事に中央駅近くHoliday Inn Express New Castle City Centre チェックイン。

大きな都市はホテル代がばか高い英国ですが、ここは1泊67ポンド(約12700円)。HRCは日曜日22:00閉店なので翌日へ持ち越しです。

当日券を買うとこの日の2本の列車で100ポンド(およそ18800円)超えます。翌日はエディンバラまで行くのでBritrail Passで元はとれました。

 

King’s Englishではcastleの発音はキャッスルではなくカッスルになります。この国でキャッスルというと“キャ~っ!!”と引かれるかもしれません(*_*;

今回のUK訪問のミッションは残っていたGBP50のアメックスのトラベラーズチェックを換金すること。トラベラーズチェックは旅行者が海外で使う小切手。以前は現金と同じように店でも使え、紛失しても再発行が可能で大変便利でした。主題歌“コーリング・ユー”で有名な“バグダッド・カフェ”という1987年の西ドイツ映画では、ドイツからアメリカに旅行に来た夫婦が“支払いはトラベラーズ・チェックでいいかい?”なんてセリフがありました。2014年に販売は終わってます。チェックの発行元は使用されるまで無利息の特別預かり金で計上できるため、発行者にもおいしい商品でした。

2018年に行った時は手数料なしで換金してくれる銀行があったのですが、それも終了しました。RBSロイヤルバンク・オブ・スコットランド)とナットウエストナショナル・ウエストミンスター銀行)の同じグループ銀行です。現在英国内でポンドのチェックを換金してくれるのは、外国送金、外貨両替、個人の小切手換金等の金融サービスの会社のみ。その一つEurochange の支店がニューカッスルのEldon Shopping Centreにあったので、現金化お願いしました。扱いが少ないためか手続きに20分くらいかかり手数料3ポンド引かれ47ポンドの現金を手にしました。Eurochange のHPでは最低手数料5ポンドになっていたので少しお得?こうして10年以上眠っていたトラベラーズチェックは表に1つ裏に4つスタンプを押され無残な姿で葬られました。

 

この日のNCの天気は小雨で、HRCが開く12時まで市内観光。

Castle Keep (ニューカッスル城)     Monument

 

Tyne Bridge               Hard Rock Cafe New Castle

 

New Castleの正式名は New Castle Upon Tyneタイン川の街で、イングランド北東部にあります。川はかなり大きく、川沿いまで坂が続きます。HRCはその川沿い、一番大きい橋Tyne Bridgeの近くにあります。ピカデリーサーカス店に比べると地味でこじんまりしたお店でした。残念ながらシティーTは売ってなかったのでNew Castle Tを買いました。雨が少し強くなってきたので観光は終了。中央駅に戻り12:40エディンバラ行のLNERに乗りました。かなり空いていて”available”が多かったです。北海に面した町ベリックを超えるとスコットランドに入ります。エディンバラ到着は14:15。これも定刻でした。

The Sage   (多目的ホール)                                                                    

エディンバラは5年ぶり4回目です。変わってないですね、相変わらず美しい街です。少し散策してからHRCに行きました。ショップに新しいシティTがあったので買いました。店員さんがこれ最後1枚のMサイズよって言ってました。エディンバラ市内もホテル代高いので、翌日のフライトに備えて空港近くのHoliday Express Edinburgh Airportを予約してました。市内のプリンセスストリート駅から空港までトラムで25分です。

ホテルは空港から歩いて12分くらいの場所なのですが、途中で道間違えて40分くらいかかってしまいました。ホテル周辺は何もないので、買いものは空港内にあるスーパーマーケットです。

 

翌日はいよいよトロムソに出発です。小雨の中歩いて空港へ、Norwegian はここではマイナーなのでカウンターは2つだけ。ライアンエアーはカウンターたくさんあり混んでました。ここはベルガモ空港と違いカウンター手数料は無しなのでしょう。Norwegianは他のLCC同様ボーディングブリッジなしで歩いて前・後方機内に入るパターンです。10分遅れオスロ出発そして到着。降機も同じパターンです。

 

前述の通り、非シェンゲンから入国者が多く通過まで20分以上かかりました。その後セキュリティーチェックもあります。オスロ空港は6年ぶりです。国内線が多いせいかオスロ空港は国内線専用エリアがあります。国際線エリアを探索してから国内線エリアへ。ここはプライオリティパス使えるラウンジがないので文庫本読んで時間つぶすだけでした。トロムソ便も同じパターンで機内へ。トロムソにはほぼ定刻に着きました。空港の外に出るとさすが北極圏、寒かったです。ノルウェー、スエーデン、デンマークの北欧3ヵ国はキャッシュレス先進国、現金は必要ありません。市内行のエキスプレスバスもクレジットカードもタッチ決済。15分で市内に着きました。幸い宿泊予定のEnter Amilie Hotelはバス停のすぐそばでした。

オーロラは?空を見上げても出てませんでした。トロムソはオーロラ観光で有名な街なのです。最北のHRCは21時で閉店なので行けたのですが、暗いのでパス。明日にしましょう。

翌日、朝は小雨、昼頃から晴れ気温9℃、風はあったのですがあまり寒くなかったです。長袖シャツにパーカーでもです。トロムソは小さい街なので海沿いの散歩が一番の観光です。博物館もありますが、ガッカリしそうなのでパス。11時にHRCが開きました。HRCはStorgataというお土産屋やショップが並ぶ大通りにあります。ショップに入ったらシャツはSサイズばかりで種類もあまりありませんでした。それを察したのか、店員さんが、“あと3~4時間で入荷があるからまた来てよ” 了解しました。

トロムソ橋               トロムソから見た本土の山

 

トロムソは島で、橋でノルウェー本土(スカンジナビア半島)と繋がっています。トロムソ橋を越えた本土側には山がありケーブルカーで山頂まで登るとそこからのトロムソの街の眺めがいいらしいのです。行きましょう。高低があり全長2kmくらいあるトロムソ橋を渡りました。ケーブルカー乗り場は橋を降りてからさらに2kmくらい、やっとたどり着いたら、がっ、がぁ~ん!“ケーブルカーは強風の為、閉鎖します。” 確かに橋の上はかなり風が吹いてましたが、そんなに強風ですか?? あきらめて引き返しました。バスが通っているのでそれでトロムソまで戻ろうかと、バス停に行くと案内があり、“City Busの支払いはキャッシュオンリー、クレカでは支払いできません。あちゃ~キャッシュレスの国なのにここだけ現金かよ~。仕方ないですね、また歩いてもどりました。橋上の風は随分弱くなってましたよ。トロムソに戻り今度は市街を散策してホテルに戻りました。17時頃再びHRCへ。朝食の後何も食べてなく長距離移動もあって空腹だったのでHRCの隣にあるアジア料理のお店に入ってみました。こういう店ではヌードルが選ぶと間違いないのですが、写真を見る限りあまりおいしくなさそうなのでfried rice with prawn(えびチャーハンです)にしてみました。お米は日本のそれに近くエビはぷりぷりでとても美味しかったです。 値段はなんと220クローネ(3000円)これが北欧の物価です。HRCは予告通り商品が増えてました。午前中はなかったシティTもあったのでMサイズをゲット。昨晩行かなくて良かったです。ケーブルカーには乗れなかったけど、これでいい感じで旅を終わらせそうです。オーロラは見ることができませんでしたけどね。これで今年は世界最北端と最南端のHRCに到達しました。

 

Thee cable car is closed due to strong wind     ケーブルカー乗り場から見たトロムソ

 

 

翌日は帰国です。トロムソ空港は何にもありません。小さいカフェがあるだけで、土産屋もラウンジもありませんでした。この日のオスロ便、フランクフルト便ともに満席。スカンジナビア航空オスロ便、オスロからの折り返しではなく全然違う所から到着した便でした。オスロ空港では国内線エリアから国際線エリアへ移動します。LH便に乗り換えなのでSASスカンジナビア航空)ラウンジが利用できます。↓ノルウェームンクホルム・ビール、ノルウェー人画家のムンクとは無関係です。ラウンジはこういうビールが置いてあるからいいですね。

 

ルフトハンザに乗るのは2020年2月のマラガ-フランクフルト便以来です。(See 海外HRC紀行2020)その時乗れなかった20:45の羽田便に乗って無事帰国しました。

 

おまけ United Kingdom of GB and NI 紙幣のお話

 

2017年発行の新10ポンド紙幣の顔は英文学界のスーパースター、ジェーン・オースティンです。

今回初めて手にしました。I declare after all there is no enjoyment like reading. (結局読書以外の楽しみなんてどこにもないわ!)オースティンの作品Pride and Prejudice(高慢と偏見) からの引用です。これだけだと読むと素晴らしいと読書好きは思います。しかし文脈ではこれは読書なんてつまらないというイヤミになっているのです。これを語ったミス・ビングリーはこの後、本を放り投げています。この引用は読書を愛するのではなく読書を冒涜しているのに取り上げるとはいかがなものか?と物議を醸しだしてました。ジェーン・オースティンの作品は200年経った今でも広く読まれています。“ジェーン・オースティンの読書会”という小説は映画にもなりました。オースティンは語っています “田舎の村の三軒か四軒の家族、それさえあれば小説が書けるのです。”と。彼女の作品はどこにでもあるような話、誰にもでも起こりうる出来事を題材にしています。だから時を経ても読まれているのではないでしょうか?もちろん好きですよオースティン作品。

 

前回英国に行ったのは2018年の2月で、エディンバラから入ってグラスゴーに1泊して、グラスゴーからエディンバラ空港行のバスを使ってエディンバラ空から出ました。つまりオールスコットランドの旅でした。

トラベラーズチェックを換金したのもスコットランド、渡された紙幣は全てスコットランドの銀行が発券したものでした。だからイングランド銀行が発行したジェーンオースティンの紙幣が手に入らなかったです。この国は連合王国なので“ウチらイングランドじゃないもんね~、だからウチらも紙幣刷りまひょ!”スコットランドでは3つの商業銀行Royal Bank of Scottland, Bank of Scottland, Clydesdale Bankがポンド紙幣を発行してます。北アイルランドでもBank of Ireland, Ulster Bank、そして旧発行銀行だったNorthern Bankを買収したデンマークのDanske Bank がポンド紙幣を発行してます。めちゃくちゃやな。当然スコットランドではスコットランド紙幣が多く出回っていますし、北アイルランドでも同じ。自分も北アイルランド行った時はアルスター銀行の紙幣を使いました。これらの紙幣は国内ではすべてイングランド紙幣と同様に使えます。しかし国外となるとイングランド銀行券以外はお断り、もしくはかなりのディスカウントされた価値で評価されるようです。それはイングランド銀行が日銀と同じ中央銀行だからですね。

ところでトラベラーズチェックより厄介なものもあります。それは旧紙幣。50ポンドの旧紙幣を持っているのですが、これは去年の9月以降使用禁止となりました。日本でも両替できません。イングランド銀行のみ新紙幣に無料で交換してくれるそうです。イングランド銀行(Bank of England)は行ってみたいので、次回はそこで新紙幣に交換をミッションにしたいです。もちろん銀行営業時間中に。

おわり。

HRC City Tee Shirts Gallery

Hard Rock Cafe City Tee collection

City Tee とはその街を象徴するものなどをバックプリントしたHRCのTシャツです。

Chicago,  Washington DC,  New York,  Kuala Lumpur 手持ちの数があるので並べてみました。

 

実はハードロックカフェのTシャツって偽物が多いのです。そのため以前は↑のような”本物でっせ!”のタグがついたりしてました。

シティTシャツは数年毎に更新され、行く度にをゲットしてました。持っているのを忘れ同じものを買ってしまうこともありました(>_<)。シティTの絵は背中にどか~んと主張が強いので、着用するとかなり目立ってしまいます。実際に着用したのはシカゴの3段目と4段目、DCの2段目、ニューヨークの3段目と①と②、KLは13th aniversary ③です。

 

Chicago

シカゴは何度も行っているので多いですね。ウィンディーシティシカゴは摩天楼の街。ウィリス・タワー(旧シアーズ・タワー)やジョンハンコックセンターがシティTに描かれています。

 

Washington DC 観光で何度も行ってます。ホワイトハウス、ワシントン記念塔、ナショナルモールが描かれてます。ここでは博物館巡りがお薦めです。

ワシントン・ダレス国際空港はバージニア州にあります。ちなみにバージーニアはジーを強くしないと通じないのでお気をつけください。バージニアで通じなくて苦労したことがあります(*_*;

 

 

New York 

ここではたくさんギグに行きました。シャツにはWTCビルも描かれてます。90年代からの歴史を感じます。

Born In The USA (Bruce Springsteen)T は米国限定版 他の都市からも出ています。

                           ②

                          Born In The USA New York version

                                                                                                              

Kuala Lumpur 店のロケーションはそれほど良くないのに何度も訪れてます。シャツの柄はツインタワー一択、わかりやすいですね~。マレーシア名物サテー(串焼き)の風刺画でも良かったのでは・・・。ツインタワーには一度も登ってません。ショーンコネリーとキャサリン・セタージョーンズ共演の映画“エントラップメント”を見れば十分でしょう。(ツインタワーが舞台です。)

                           ③

 

日本人のパスポート保有率およそ24%、進んで海外旅行はしたくないいう日本人が増えているそうです。なんか残念ですね~。こんなに楽しいことに後ろ向きなんて。

ジョン・レノンは歌ってます"Let's take a chance and fly away somewhere alone" 思い切って飛び立とうよ、どこかへ。

 

My Travel History

画像は https://visitedplaces.com で作成したものです。

 

これまで訪問した国と地域は76です。(香港、マカオプエルトリコ含む)

特に意識したわけではありません、HRC巡りをしてたら自然に増えていきました。

 

国内外問わず旅行が好きです。見知らぬ地で人々はどのように暮らしているのかに興味があります。どんな音楽を聴くのか、どんな本を読むのか、どこのチームを応援してるのか等であります。

 

地図で塗られていないところがまだ行ってない国です。

主なところでは

台湾、出張の予定があったのですが中止になりました。

スイス、列車で通過しただけです。

ニカラグア、1回目は政情不安で、2回目はコロナで欠航になりました。

スリランカコロンボHRC開店計画があったのですが経済危機で頓挫したみたいです。ちょっと行きにくいですね。

ペルー、マチュピチュには行きたいですが、リマのHRCが閉店してしまったのでプライオリティが低くなりました。

 

訪れた数はアメリカ合衆国がダントツの1位で35回。日本に来てくれないアーティストのギグを観に毎年のように行ってたからです。今でも一番相性が良い国です。ハワイは1回行っただけです。

アフリカは少ないですね。ジンバブエザンビアはビクトリアの滝で国境通過しました。ビクトリアフォールズのダウンタウンには銀行ATMたくさんあるのに全部お金が入ってなくてまったく引き出せず、1件だけお金出てこないのに取引が成立していて口座から引き落とされてしまいました、USD100です。(ジンバブエハイパーインフレジンバブエドルに代えてUSドルを使用してます。)この場合カード発行先に返金請求できます。ただし返金には時間(3~6か月)がかかるのでその間為替レート変動で戻ってくる金額は変動します。なんとプラス1600円で戻ってきました。とりあえずめでたし。アフリカ大陸に雨後の筍のようにHRCが出店するのを期待します。

ちっこくて見えにくいですがレバノンも塗られてます。

 

東南アジアのメジャーな都市や観光地は週末3連休、月曜日有給、さらに金曜夜発、月曜早朝帰り(有給消化なし)の弾丸旅行で行きまくりました。コロナ前に流行った週末海外ってやつですね。でもこれ歳をとるとキツくなります(>_<)。この地域で必訪はホーチミン戦争証跡博物館プノンペンのキリングフィールドです。

サプライズはコスタリカがおどろくほど良い国だったこと。移住先として世界から注目されています。自分は火星に移住したいです(^^)

 

旅の時期も重要です。5月に最高気温に達する国が多いのです。5月の連休で訪れたタージマハルは気温42度、スマホもめっちゃ熱くなって不調をきたし、世界遺産の写真があまりよく撮れなかったです(>_<)。同じく5月に行ったクウエートとバーレーンも連日40度越えの暑さで失敗したなと思いました。ここは50度越えすることもあります。

 

さてさて、一番好きな街はリバプールです。ビートルズゆかりの地は郊外に多く調べて探すほどたくさん出会える、まさに"求めよさらば与えられん”の地です。ストロベリーフィールド(孤児院)は2005年に閉鎖されましたが、2019年から一般公開しています。

ストックホルムオスロ、ワシントンDC、シカゴもいいですね。何度も行ってます。

ストックホルムではHRCの営業時間短縮にあいました。到着し観光を楽しんだ後16:00頃行ったら閉まっていて貼り紙が“本日はスタッフイベントの為14:00までの営業となります” が~ん!翌朝は早い時間の便で移動だったので翌日の開店時間前に出発しなければなりません。どうせスタッフイベントって飲み会やろっ!リベンジは3年後になりました。

 

これまで訪れたところで、観光で1番のお薦めはブルッヘ<ブルージュ Brugge /Bruges>(ベルギー)です。名物のワッフルをお供に、まるで別世界のような世界遺産の街並みを散策してもらいたいです。あとは風光明媚なポルトポルトガル)と首都なのに人気薄のベルリン(ドイツ) 少なくともガッカリすることはないと思います。

Bruges                                          Porto                                      Berlin

 

きれいな島と海もたくさん見てきました。カリブ海は素晴らしいですが、でもやはり沖縄の海が一番だと思います。

そして湖は摩周湖が世界で一番きれいだと思います。

以上、あくまでも私見であります。

 

初めての海外旅行は1988年、友人と行ったバリ島。レンタカーではなく宿泊していたホテルで借りた軽トラックでドライブ。途中でガス欠になって、通りがかりの地元の方にガソリンをわけてもらったという苦い思い出があります。(Running On Empty という曲と映画もありますね。)

1992年は勤めていた会社が吸収合併され希望退職し、結構な退職金をもらったので一人で2か月ほどアメリカン、カナダ、イギリス、アイルランドを放浪しました。現地で気の向くままに旅でした。ほとんどバスの車中泊ユースホステルで夜を過ごしました。バルセロナでオリンピックが行われスペインの通貨がペセタだった時のお話です。今はなきニューヨークのワールドトレードセンターの屋上に登ったり、ブルックリンにあったシェールとニコラス・ケイジ共演の映画“月の輝く夜に”(Moonstruck)で使われたベーカリーでパンを買ったり、ワシントン州では森永乳業のコーヒーでお馴染みのマウントレニエ(Mount Rainier)の途中まで登ったり、グレートブリテン島最西端のLand’s Endに到達したり、ウエンブリースタジアムでマイケルのギグを観たり・・・まだ若くて怖いもの知らずでしたね。旅先で知り合った方も多かったです。

アイルランド南西部のアイベラ半島ケリー州はキラーニー国立公園や半島を海沿い一周するリングオブケリー等まさにアイルランド的なすてきな場所です。ここでずっとのんびり過ごせたらと思いました。今でもそう思います。Guinnessのライバル Killarneyというビールもあります。

 

1990年代はインターネットも無く、どこにハードロックがあるかすらわかりませんでした。HRC Tシャツには都市名が入っているので、着ている人を見つけるとどこのTかチェックを世界中でやってました。HRCシャツがイケてる時代があったのです。今でも時々チェックしますけど。

2000年代半ばから年に数回海外に行けるようになりました。2010,2017,2018年は年10回も行ってます。これはANAのステータスメンバーの恩恵とスターアライアンスの拡大が影響してます。あとは陸マイラーブームがあって旅行リテラシーが高くなり賢く旅行できるようになりました。そして旅程を練るのが楽しみになりました。

 

海外旅行は便利な時代になりましたが、旅のスタイルは昔からあまり変わっていません。荷物が少ない軽い旅行者(Light Traveller)です。

 

やぁ~っ!ハードロックカフェTシャツコレクションが400枚を超えました。まるで”ほじなし!”ですね。村上T(村上春樹 aka ミスター・マラカモ著)によるとTシャツは”自然にたまっていくもの”の一つだそうです。

村上Tコレクションには負けるかもしれませんが、記念館を建てそこで展示してみたいです!(^^)! ははは・・・。

 

これからも旅行は続けるつもりです。なにより世界は素敵な人であふれていますから。

 

最後まで読んでくれたみなさま、どうもありがとうございました。



Hard Rock Casinos & Hotels

ハードロックカフェのオーナーはSeminole Tribe of Florida (ネイティブアメリカンセミノール部族)です。Hard Rock Café International を2007年に買収した後、カジノやホテルのビジネスを拡大しています。ネイティブアメリカン(先住民)はヨーロッパ人がアメリカに渡る前からギャンブル(賭け事)が日常生活の一部だったと言われてます。かつてフロリダはセミノール族とミスコスキー族の居住地でしたが、1880年代に強制移住政策の対象になり移住を強いられました。しかし一部のセミノール族は武力抗争の末、移住を逃れてフロリダに留まり独自のコミュニティーを維持し、1957年に正式に保留地の部族自治を獲得します。その保留地に建てられた箱型ビンゴ場が全米初のインディアンカジノです。以降カジノ産業に関心を示す投資家とコンサルタントの支援を受けビンゴ場経営を目指します。州法の規制や圧力に屈せずセミノールビンゴは1980年に連邦地方裁から経営認可を勝ち取りました。これが良い前例となり各地の保留地にもビンゴ場が広がり、ネイティブアメリカン発のカジノビジネスが発展しました。

これがHard Rock社のカジノ&ホテル事業の源です。まあ、ホテルとカジノの方がカフェより収益が上がりそうですね。

 

アメリカ先住民の保留地はかつてIndian Resevationと呼ばれていました。ポールリヴィア&レイダーズというグループに、土地を奪われ保留地に強制移動させられたチェロキー族のことを歌った"Indian Reservation (The Lament of Cherokee Reservation Indian)"(嘆きのインディアン)という曲があります。この曲は1971年にアメリカのヒットチャートで1位になりました。五木ひろしの”待っている女”の原曲でもあります。歌手で女優のシェール(Cher)はチェロキーの血を引いています。

 

HRH&C Hollywood Florida         HRH Penang                           HRH Tenerife

ここではハードロックホテルとカジノを紹介します。

 

Hard Rock Hotel (カジノが併設されていない)

 

アジア

 

Hard Rock Hotel Bali  (Indonesia)

Hard Rock Hotel Dalian (China)

Hard Rock Hotel Shenzhen (China)

Hard Rock Hotel Goa (India)

Hard Rock Hotel Maldives (Maldives)

Hard Rock Hotel Pattaya (Thailand)

Hard Rock Hotel Penang (Malaysia)

Hard Rock Hotel Desaru Coast (Malaysia)

Hard Rock Hotel Singapore (Singapore Sentosa)

 

バリ島、深圳、パタヤ、ペナンはホテル内または敷地にカフェが併設されてます。

大連、ゴア、デサルコーストはカフェ無し。

 

ヨーロッパ

 

Hard Rock Hotel Amsterdam (Netherlands)

Hard Rock Hotel Budapest (Hungary)

Hard Rock Hotel Davos (Switzerland)

Hard Rock Hotel Dublin (Ireland)

Hard Rock Hotel Ibiza (Spain)

Hard Rock Hotel Madrid (Spain)

Hard Rock Hotel Marbella (Spain)

Hard Rock Hotel Tenerife (Spain)

Hard Rock Hotel Malta (Malta)

Hard Rock Hotel Hamburg (Germany) 2024年オープン予定

 

ヨーロッパのホテルは全て、カフェとは別の場所にあります。ダボスはカフェなし、マドリード、マルベーリャ、マルタはカフェ閉店。

 

中南米

 

Hard Rock Hotel Fortaleza   (Brazil)  2024年オープン予定

Hard Rock Hotel Ilha Do Sol  (Brazil) 2024年オープン予定

 

北米

 

Hard Rock Hotel Daytona Beach (USA FL)

Hard Rock Hotel Orlando (USA FL)

Hard Rock Hotel New York (USA)

Hard Rock Hotel San Diego (USA)

Hard Rock Hotel Downtown Atlanta (USA)

Hard Rock Hotel Cancun (Mexico)

Hard Rock Hotel Riviera Maya (Mexico)

Hard Rock Hotel Los Cabos (Mexico)

Hard Rock Hotel Vallarta (Mexico)

Hard Rock Hotel Guadalajara (Mexico)

 

北米も全てカフェとは別の場所にあります。デイトナビーチはカフェ無し。サンディエゴ、バヤルタ、グアダラハラはカフェ閉店。ハードロックホテルには有名ミュージシャンの写真が多数展示されてます。

 

閉じたホテルは

Hard Rock Hotel Albuquerque 

Hard Rock Hotel Las Vegas 

Hard Rock Hotel Palm Springs

Hard Rock Hotel Chicago

Hard Rock Hotel London (UK)

Hard Rock Hotel Panama Megapolis (Panama)

Hard Rock Hotel Macau 

 

パナマは隣りのビルに入っているカフェが残ってホテルが撤退した珍しい例です。

 

Hard Rock Hotel & Casino

 

Hard Rock Hotel & Casino Atlantic City (USA NJ)

Hard Rock Hotel & Casino Biloxi (USA MO)

Hard Rock Hotel & Casino Lake Tahoe (USA NV)

Hard Rock Hotel & Casino Sacramento at Fire Mountain (USA CA

Hard Rock Hotel & Casino Sioux City (USA IA)

Hard Rock Hotel & Casino Tulsa (USA OK)

SEMINOLE Hard Rock Hotel & Casino Hollywood, FL (USA FL)

SEMINOLE Hard Rock Hotel & Casino Tampa (USA FL)

THE MIRAGE Las Vegas (USA NV)

Hard Rock Hotel & Casino Punta Cana (Dominican Republic)

Hard Rock Hotel & Casino Ottawa (Canada) 2024年オープン予定

 

Hard Rock Casino

 

Hard Rock Casino Vancouver (Canada)

Hard Rock Casino Rockford (USA IL)

Hard Rock Casino Cincinnati (USA OH)

Hard Rock Casino Northern Indiana (USA IN)

Hard Rock Bristol Casino (USA VA)

Hard Rock Casino Deadwood (USA ND)

 

ビロクシー、サクラメント、ハリウッドフロリダ、タンパ、シンシナティ、ノーザンインディアナ

はカフェ併設です。ス―シティ(Sioux City)はアイオワ州の街でネイティブアメリカンのスー族の街の意味があります。

 

閉店は

Hard Rock Casino Northfield Park (USA OH)

Hard Rock Casino London (UK)

Hard Rock Casino Manchester (UK)

ノースフィールドパークは競馬場です。競馬場の隣にカジノで競馬の負けをカジノで取り返せ戦略は不成功に終わりました。

 

ハードロックカジノではないカジノに入っているHRCもあります。Foxwoods Resort and CasinoのHRC FoxwoodsとFour Winds Casino のHRC Four Winds。Four Winds店は閉店してしまいました。

ホテルやカジノに併設されているカフェはシナジー効果があるので閉店のリスクは低そうです。

 

自分はカジノでギャンブルはしません。ギャンブルより投資。株投資でギャンブル的取引をすることは稀にありますが・・・。

ハードロックカジノにはありませんが、フォックスウッズのカジノに競馬コーナーがあり馬券を買ったことはあります。もちろん外しましたよ。

 

マカオ、フロリダのハリウッド、ペナン、テネリフェハードロックホテルは宿泊したことがあります。テネリフェにはビートルズの4人がテネリフェを訪れた時の写真が飾ってありました。

海外Hard Rock Cafe紀行2023 ③

久々にヨーロッパ方面に行ってきました。まだ行ってなかったドゥブロニク、ベローナ、ミラノ、ブラツワフ、エレバン、アヤナパのHRCが目的です。初めて訪れた国はクロアチアアルメニアキプロスです。

 

Dubrovnik        Verona             Milan               Wroclaw           Yerevan           Ayia Napa

1年前に予約していた最後の分5月3日ANA HND-FRA、5月15日MUC-HNDに合わせて旅程組みました。

フランクフルト便は元々4日の深夜12時10分発だったのが航路変更のため3日の21時30分に変更。

変更後の航路は北上してグリーンランドを通るものでフライト時間14時間と長くなりました。それでも過去最長の南アフリカ航空の香港-ヨハネスブルグ(現在廃止)より短いです。

結局13時間50分のフライトでフランクフルトには定刻より早い5時10分到着。

 

ここからドゥブロニクへ。直行便もありますが高額だったのでオーストリア航空(ルフトハンザの子会社です)の2回乗り換えルートを予約しました。ウイーンとザグレブ経由です。

5/4 FRA-VIE 8:20-9:45  オーストリア航空

5/4 VIE-ZAG 10:10-11:00 オーストリア航空

5/4 ZAG-DBV 14:45-15:40 クロアチア航空オーストリア航空便で予約)

予約した後に気づいたのですがウイーンでの乗り換え時間はなんと25分。

ウイーン空港でのシェンゲン区域内の乗り継ぎは短時間でもOKなのでこのチケットを売っているのです。それでも最初のウイーン行が遅れると厳しいです。“25分以内乗り継ぎに挑戦してみなはれっ!”みたいな感じですね。とりあえず追加料金なしで指定できる一番前の10C通路側を確保して臨みました。幸いFRA-VIEは遅れず9:40ゲート着。トランスファーの階に出たのが9:44。乗継ゲートの反対側に走ったので2分ロスしましたが、ダッシュザグレブ行のゲートへ。まだ搭乗の途中でした。席に着いたのが9:55。11分で無事クリアしました。ちなみにZAG-DBVはこれより1本早い11:25の便もあり、11:00定刻着だったのでゲートはファイナルコール中だったのでこれも乗れたかも。さすがにこの乗り継ぎでは予約できません。こちらは待ち時間が長いのでザグレブ空港のラウンジでまったり。

クロアチアは始めてです。1月からシェンゲン協定加盟、通貨もユーロに変更で行きやすくなりました。

なんとドゥブロニクは日本人観光客が多くてびっくりしました。わかっただけでも20組以上です。同じザグレブからの便にも数名いて日本語の会話が聞こえました。空港から旧市街まではバスで移動、片道10ユーロです。

HRC世界遺産の旧市街のド真ん中にあり、すぐにみつかりました。問題はその日予約していたシネマビューホテル。

前日にメールが来て、“すべてセルフサービスとなっております。入口のパスワードはxxxx、施設のパスワードはyyyy、あなたの部屋番号は1です。鍵は部屋のドア開いていて内側にさしてあります。チェックアウト時は同じように内側に鍵をさしてください。ホテルの場所は美術館の近くの・・・通り。なにかあったらメールしてください。” 

この施設、ホテルというより一軒家で4室のみ。周辺には小路にこのような形態のホテル?が何件もあり、目立つ表示板もなくて見つけるのに1時間くらいかかりました。確かにセルフだとコストも抑えられるでしょうが、少なくてもチェックインくらいは“ようこそ”のあいさつくらいあってもいいのでは。でも部屋はバスタブもあって良かったです。ドゥブロニク旧市街は散策だけだと2時間くらいで終わります。翌日はケーブルカーで丘の上まで登り旧市街を見下ろしました。確かに写真映えしますね。セルビアで銃撃事件とかありますが、世界の火薬庫と呼ばれたバルカン半島はとりあえず平和を取り戻したみたいです。

 

翌日は前日の逆コースでミラノに向かいます。同じくオーストリア航空便で予約

5/5 DBV-ZAG 16:20-17:15  クロアチア航空オーストリア航空便で予約)

5/5  ZAG-VIE  18:45-19:40  オーストリア航空

5/5  VIE-MXP  20:35-22:00  オーストリア航空

 

イタリアは好きな国の一つです。

ミラノのマルペンサ空港から中央駅まで電車かバスで1時間かかるのでこの日は空港近くのクラウンプラザ・マルペンサに宿泊。大勢の中国人観光客が宿泊してました。(イタリア経済も中国頼みです。)ウエルカムドリンクで飲んだ赤ワインがとても美味しかったです。

翌日はマルペンサ空港からバスでミラノ中央駅へ。ここからベローナに向かいます。一番早い特急だと1時間13分ですが、いい時間帯がなく各駅電車。2時間で着きました。ベローナ駅は街の南側。中心のブラ広場まで歩いて20分弱。この広場の脇にズラリとレストランが並びます。駅よりの端にあるのがHRC

他のレストラン同様テラス席があって街に溶け込んでます。観光スポットはこの広場から1km範囲にかたまっています。ここも2~3時間で十分観光できました。ロミオとジュリエットで有名で街ですが、それは後からつけた話で、シェークスピアはベローナを訪れていません。それでもジュリエッタの家は観光客でいっぱいで入るのをやめました。代わりにランベルティの塔に登りました。帰りのミラノ行列車は直行がなく、ボローニャ経由で3時間40分。かなり遠回りですがイタリア鉄道は新幹線並みの時速260kmで走ります。ボローニャも行ってみたくなりました。パロディーソングで有名なアル・ヤンコビック(Weird Al Yankovic)はナックのMy SharonaのパロディMy Bologna を歌いましたが、このボローニャはソーセージです。洋楽好きのたわ言でした。

ジュリエッタの家

ランベルティの塔

 

ミラノでは中央駅近くのホテルクラブに2泊。ここは当たりでした。午後7時でもまだ明るいのでチェックインしてミラノのドゥオモ近くのHRCへ。中央駅から地下鉄3号線でDuomoへそこから1号線に乗り換えCorducio駅が最寄りです。切符買おうとしてたら、怪しげな?イタリア人が“どこ行くんだ?”Duomoか?じゃ、これ使え。“と2ユーロで切符を渡され改札まで通してくれました。正規金額2.2ユーロです。帰りはDuomo駅からでしたがここでも同じことが起こりました。翌日は地下鉄使わず歩いたので自販機で切符買うことはなかったです。ミラノのドゥオモはまさに壮大の一言です。HRCはドゥオモとスフォルツァ城を結ぶダンテ通りにあってベローナと同じくテラス席中心の店です。ミラノ観光は日曜日だったのでDuomo周辺は観光客や地元民であふれていました。悪名高いスリにもあいませんでした。ブレラ美術館に行きたかったのですが、なんとチケット売り切れ。代わりに”若い貴婦人の肖像“が有名なポルディ・ベッツォーリ美術館で絵画鑑賞しました。ミラノとベローナは初めて訪れました。どちらも良かったのですが、個人的には観光地としては何度か行っているローマ、フィレンツェベネチアの方がいいですね。

ミラノのドゥオモ               スカラ座

翌日はポーランドのブラツワフへ。ミラノのベルガモ空港から格安LCC Ryan Air の直行便

5/8  BGY-WRO 10:00-11:45

オプション無しの手荷物Small bag 一つ(40x25x20通常のバックパックサイズです)で予約しました。

ミラノ・ベルガモ空港はミラノの北にあるベルガモ市にある空港でライアン航空のハブの一つです。前日ライアン航空から、カウンターでチェックインするとサービス料55ユーロかかるのでオンラインアプリをインストールしてチェックインしなはれ!のメールが届きました。はったりでもなさそうなのでオンライン・チェックインしました。空港チェックインカウンターにはだれも並んでいなかったのでサービス料は本当なのですね。ミラノ中央駅から直行バスに乗り、立派な高速道路を走り50分で着きました。プライオリティパスでラウンジも使えます。コーヒーはホテルでもラウンジでもコーヒーメーカーで淹れるのですが、さすがイタリア、カプチーノがめっちゃおいしい。ブラツワフにはほぼ定刻で到着。

ブラツワフはポーランド語読みですが、英語ではWroclaw スペルに引っ張られてロックローとかラックローとか読んでしまいそうですが、ウラツラウに近い発音です。じゃ~ワルシャワはどうなのよっ?

Warsawはそのままウオーソーです。地名は難しいですね。

 

ブラツワフはオドラ川の中州から発展した街で、妖精像が有名です。妖精像は元々社会主義時代の学生運動のシンボルだったそうです。とても落ち着いた街並みです。HRCは旧市街広場にあってこちらもテラス席が中心。ヨーロッパはこういうスタイルが主流なのですね。ポーランドはここだけなので空港でUSD10だけPLN(ポーランドズウォティ)に両替しました。空港バス代です。半日観光を満喫して次の目的地アルメニアの首都エレバンへ。

LOT Polish Airlines

5/8 WRO-WAW 18:10-19:10 

5/8 WAW-EVN  21:45-03:20 5/9

アルメニアはシェンゲン圏ではないのでワルシャワでイミグレを通って圏外にでます。ラウンジではポーランドビール、美味しいですよ。ポーランドの英語新聞によるとポーランドから英国への移民増加がBrexit の一因となりましたが、現在両国の関係は良好でポーランドへの投資が増えているとのことです。

 

エレバン到着は深夜になりましたが、幸先よくArrival Hall で英語版エレバンマップをもらいました。これとっても役立ちました。7時まで空港で過ごしバスで市内の共和国広場へAMD300(およそ105円)と格安。アルメニアは親ロシアの国ですが、ロシア離れが進んでいます。最近ニュースになったナゴルノ・カラバフ紛争。ナゴルノ・カラバフは隣国アゼルバイジャンの中にあるアルメニア住民が住む自称自治共和国。アゼルはここは自国の地と主張しているので紛争がおきているのです。同じイスラム国のトルコがアゼルを支援、ロシアがアルメニアを支援だったのですが、2020年の紛争ではロシアは何も助けてくれなかったのでロシアへの信頼は失墜したと大統領が言ってましたね。現在アルメニアは隣国であるトルコとアゼルバイジャンとは外交がありません。

ヤフージャパンは欧州地域でのサービスを停止したのでアクセスできませんが、ここではコーカサスなのでアクセスできました。モスクワに行った時、アルメニア料理の店でアルメニアン・ヌードルを食べたのですが、今回このヌードル見つけられなかったです。うどんみたいなものですが、あれは幻の料理だったのでしょうか?

カスケード               かすかに見えるアララト山

 

アルメニアは独自の文字を使っているので外国人には大変かと思いきやすべての道路に英語表示ありました。HRCは共和国広場から徒歩数分、すぐ近くに賑やかなノーザン・アベニューがあるので、それに比べちょっと落ち着いたプーシキンアベニューに建っています。アルメニアにはマクドナルドもスタバもありませんが、ハードロックカフェは健在でした。エレバン観光のハイライトはカスケードという巨大階段を上る展望スポット。5月10日は天気も良く霞んではいましたが遠くにアララト山が見えました。エレバンは街中いたる所に水飲み場があるのでミネラルウォーター買う必要なし。共和国広場にあるセブン・スプリングスはその名の通り、7つの噴出口から常に水が噴き出している小洒落たデザインです。共和国広場のライトアップはなかなか日が暮れず20時を過ぎてやっと灯りがともり鑑賞できました。アルメニアの人達は真面目で誠実そうでとても好感持ちました。これでコーカサス3ヵ国(ジョージアアゼルバイジャンアルメニア)制覇しました。どこも魅力的でお勧めします。また評判通り美人が多かったですが、これは隣国の美人王国ジョージアには及びませんでした。

セブン・スプリングス          ライトアップされた共和国広場

 

次のフライトは翌11日の午前4時30分発。かなり早く22時に空港へ。文庫本読んで時間つぶし。チェックインが午前2時からだったのでラウンジで長く過ごせました。アルメニアはイタリア等ユーロ圏かより2時間早いで時間帯です。

ギリシャエーゲ航空(Aegean Airlines)でアテネ経由でキプロスに向かいます。エーゲ海は英語でAegean Sea 自分と同じ年代の方にはジュディ・オングの“魅せられて”の♪Wind is blowing from the Aegean でお馴染みですね。

ジーアン、またはイジーアンと発音します。いずれもジーを強く。エーゲ航空のCAさんはイジーアンでした。そうなるとthe Aegean Sea は“じじい”あんシー。

5/11 EVN-ATH  04:30-06:25  ATH アテネ

5/11 ATH-LCA  10:25-12:05 LCA ラルナカ

ギリシャキプロスアルメニアから1時間遅い時間帯です。

 

地中海の東に浮かぶ島国キプロスEU加盟、通貨はユーロなのにシェンゲンに入ってないちょっと面倒くさい国です。

乗り継ぎのアテネ空港では非シェンゲン国からの非シェンゲン国扱いとなり、キプロスで入国審査があります。キプロスギリシャ語読みで英語ではCyprus サイプラス。かつて英国の支配下にあったので英連邦のメンバーです。公用語ギリシャ語ですが英語が通じ、英国や日本と同じく車は左側です。そのため日本の中古車が売れる国です。そして全方位外交でロシアやアラブ諸国から投資が多かったのですが、ウクライナ侵攻でロシア富豪保有資産はUAEに移されたそうです。首都ニコシアには空港(かつてはあったのですが、現在はその敷地に国連キプロス平和維持軍本部があります。)がないので国際線のほとんどはラルナカに発着します。空港から市の中心ラルナカマリーナまでバスでおよそ20分2ユーロで行けます。このマリーナ近くに宿をとりラルナカ観光。と言ってもほとんどビーチだけです。キプロスで人気のビーチタウンはアヤナパAyia Napa。欧米から多くの旅行者が訪れます。翌日はそこにあるHRCへ。ラルナカからアヤナパまでIntercity bus で約50分。片道4ユーロ、往復7ユーロ。海岸線を東に向かいます。Ayia Napa Square で降りるとすぐそばにHRC。立地いいですね。I Love Ayia Napa の像もここにあります。観光ポイントはこの広場周辺に集まっています。ビーチは賑わっていますが、高級ホテルが並ぶのはちょっと離れたNissi BeachでWater Worldというアトラクションもあります。晴天で30℃以上ありましたが、蒸し暑くないので快適でした。

旅行最終日は首都ニコシアギリシャ語でレフコシア)へ。ラルナカからバスで1時間くらい。料金はアヤナパ行と同じです。島の北側への移動です。ニコシアの旧市街は城壁で囲まれていて歴史的建物みたいな門が2つあります。北側は1974年からトルコが占領し国家承認しておる北キプロストルコ共和国です。北もここを首都にしているので一つの都市が2つの国?の首都として分断している状態です。南北分断線は国連が管理するグリーンラインという緩衝地帯です。2004年から検問所(クロスポイント)を通れば自由に行き来できます。検問所前でやめときました・・。南北統一にはキプロス共和国の方が及び腰みたいですね。経済格差が大きくトルコ人が住む土地などお荷物にすぎないと思っているのかもしれないです。おしゃれなカフェ、お土産店が並ぶLedras Streetがバスの終点Solomou Squareから検問所を結ぶメインストリート。古い町並はライキ地区、教会も多くあり歴史を感じさせる街でした。それほど大きくないので、旧市街は歩いて十分に回れました。政府の建物や企業のオフィスは城壁の外にありそっちは近代的です。

リバーティモニュメント         検問所

この向こう側が緩衝地帯

 

旅行はこれにて終了。翌日はエーゲ航空アテネ経由でミュンヘンへ。今度はアテネで再度シェンゲン入国手続きが必要です。帰国のミュンヘン-羽田はトルコやイラン上空を飛ぶ南でロシアを迂回する航路でした。

 

おまけ 海外ATMのお話。

海外旅行で使うお金はトラベラーズチェックという時代がありましたが、今やクレジットカードが全世界で使えるし、現金が必要場合はVISAやMaster Cardのデビッドカードを使えばどこでもATMでお金を引き出すことができます。現地言語のATMでもカードを入れると英語を選べる画面が出てくるのでかなり使いやすくなっています。しかしATMによっては金額が自由に選べなかったり、手数料が発生したりします。手数料がある場合は最初の画面でこの取引にはxxxの手数料が発生しますがacceptしますかのメッセージがでてきます。たいてい少額なので了承。あえて手数料無しのATMを探したりはしませんでした。今回ベローナの駅でATMを使おうとしたら最後の画面で50ユーロ引き出しに対して手数料3ユーロとEuronetによる為替レートのマークアップ12%で合計JPY9,160の表示。これをacceptするか declineするか決めてくださいのメッセージがでてきました。ぼったくりのような金額なのでDecline 他のATMを試しても同じ結果でした。調べてみると法外なマークアップを要求しているのがEuronet Global という外国送金とかATMとかpayment solution を全世界で提供している会社でNASDAQに上場しています。

Tikker : EEFT  イタリアでは駅や空港、街中のコンビニとかにあるATMはほとんどこのEuronet Global のネットワークを使用してるみたいでした。キプロスもこのATM多かったです。こうなるとEuronet Global networkに入っていないATMを探したくなります。大手のグローバルバンクではないローカルの銀行ならと踏んでホテルの近くにあったキプロスのNational BankのATMを使ったらビンゴ!手数料なしで引き出せました。きっとEuronetのATMネットワークは世界中の空港や駅にはびこっていると思われるので、急ぎじゃないまたはEEFTの株主でなければ、市中の銀行でEuronet表示なしのATMを使うことをお勧めします。エレバン空港のAmeriBankのATMも手数料なかったです。

ちなみにUSドルはアメリカのATMは必ず手数料が発生するので日本で買っておくのが得策です。

おわり。