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世界ハードロックカフェ訪問記とトリビア

海外Hard Rock Cafe紀行2024 ③

メキシコ・ユカタン半島にあるHRC Cancun, HRC Playa Del Carmen, HRC Cozumelに行ってきました。メキシコは3回目。大西洋側は初めてです。

HRC Cancun                            HRC Playa Del Carmen            HRC Cozumel

旅程は

 

7/19   NH0114  HND-IAH   10:25-08:45

7/19   UA1016  IAH-CUN   12:00-14:20

7/23   UA1011  CUN-IAH   15:01-17:31

7/24   NH0113  IAH-HND   11:35-15:25 7/25

 

IAH (Houston) 経由です。UA1016便は2時間遅れの14:15の出発、一つ前のUAのヒューストン-カンクン10:45発便も遅れ12:35出発になってました。後でわかったのですが19日はシステム障害があった日で、米国内から発着が遅れたためです。遅れても欠航にならなくてなによりです。

 

Cancun

カンクン到着は16:40になりました。この日のカンクンは大雨。とりあえず空港からタクシーでホテルエリアのHRC Cancun があるForumというショッピングセンターに向かいます。途中渋滞で1時間かかりました。雨なので周辺探索はあきらめすぐにタクシーでダウンタウンにある予約している小型ホテルAmbiance Suiteに向かいました。雨は止まずダウンタウン観光も中止です。

翌日は晴天。ホテルから徒歩25分くらいのADOというメキシコの大手バス会社のカンクン・ターミナルに向かいます。Ave.Tulumという大通りを北上するだけの簡単なルート。ダウンタウン観光はこの通りだけとなりました。

 HRC Canun                                                      カンクンダウンタウンのモニュメント

 

バス・ターミナルでチケットを買って次の目的地プラヤ・デル・カルメンへ。直行便なので1時間10分で着きました。

 

Playa Del Carmen

プラヤはスペイン語でビーチとか浜。カルメンは海と船乗りたちの守護聖人・聖母カルメンが由来みたいです。カルメンと言えば大好きなエリック・カルメンが今年亡くなりました。一度もライブ見られなかったのが残念です。RIP

音楽一家に生まれ幼少からピアノ弾いていた影響でセリーヌ・ディオン等多くに取り上げられたAll By Myself とNever Gonna Fall In Love Again はラフマニノフのピアノコンチェルトからの引用したメロディーで、エリックはこの2曲絡みの印税をラフマニノフ協会へ寄付していたそうです。もちろん自作できれいなバラード、ポップな曲もたくさんありますよ。

さてプラヤデルカルメンは、その名の通りビーチ沿いのこじんまりした街です。海に近いAve. 5thは歩行者天国になって土産物屋、レストラン、ホテル、ショッピングモールがひしめく賑やかな通りです。カンクン等近距離バスが到着するTurista Bus Terminalもここにあります。HRC Playa Del Carmen もこの通りにあり、バスターミナルから3分くらいの近さでした。この通りレストランの客引きが多いのですが、バスターミナルとHRCの間にあるKarenといレストランのスタッフに“どこから来たの?”と声をかけられ”日本“と答えたら”そりゃあ、いい所だ。“と30%割引クーポン券をくれました。ちょっと良さそうな店だったのでここでランチをすることに。シュリンプのタコス、さすが本場めっちゃおいしかったです。後でわかったのですが、ここは地球の歩き方でおすすめされていました。

 

Tacos                                                                HRC Playa Del Carmen

ソカロ                 ビーチ

           プラヤデルカルメンダウンタウン

 

午後はフェリーでコスメルへ向かいます。片道35~40分のクルーズで往復MXN520は5000円弱なので高め。モルディブと違って大きなフェリーで揺れは少ないです。行きは結構混みました。さてこのフェリーでは余興があるのです。船上のオープンデッキにアンプと小さいスピーカーというまるで路上ライブのような設定で2人のミュージシャン?が登場。楽器はギターとコンガ(太鼓)のみ、出港後すぐに演奏がはじまります。最初が”Stand By Me”だったので期待しましたが、知らないメキシコの曲が続きます。メキシコ人には大うけ。そして演奏されたのは、なんと”La Bamba”。上手い!これには乗客全員すごく盛り上がり船が揺れるほどでした。船上のラ・バンバ感動です、一生忘れられない思い出になりそうです。帰りの便にも同じメンバーが登場。最初の”All My Loving”以外はメキシコの歌ばかり、乗客も少なくあまり盛り上がりませんでした。

フェリー乗り場             2人のミュージシャン

 

Isla Cozumel

コスメルはメキシコで一番大きな島です。人口8万人、もちろん観光とマリンスポーツが主産業です。空港もあってUAはヒューストンから直行便飛ばしています。

フェリー乗り場周辺が繁華街でHRC Cozumelもそこです。全然目立っていませんが・・・。

HRC Cozumel                                                   

お土産屋がたくさんあるので、あちこち回るだけで楽しめました。プラヤデルカルメンの喧噪と違い、島民のみなさまは穏やかなスローライフを楽しんでいるようでした。

                                            scenes in Cozumel

プラヤデルカルメンに戻ります。今回の宿はHRCから少し離れた場所にあるHoliday Inn Express Playa Del Carmen。3泊しました。プラヤデルカルメンは一人旅にやさしい、とても居心地が良い街でした。

 

Bacalar

この旅行で楽しみにしていたのがバカラ―ル湖(Logo Bacalar)という秘境です。世界あまり知られていない絶景地の上位に入っているところです。プラヤデルカルメンからバスで4時間以上、ベリーズとの国境近くのBacalarにあります。バカラ―ルは残りの滞在2日とも天気が悪そうでしたが、翌日(日曜日)決行しました。長距離バスはホテルの近くAlterna Bus Terminalから出ます。予習していたバカラールと後ろ強く発音して無事ADOのチケット買えました。途中トゥルムに停まるだけのノンストップでした。途中激しく雨が降っていたのでびびりましたが、現地は小雨が降ったりやんだりでした。湖はバス停から東へ17分くらい。湖自体はすごく細長いのですが、観光できるのは街がある2kmくらい。ここにレストランやボート乗り場などがあります。湖が良く見える桟橋に入るには自然保全料MNX20が必要です。写真だとよく伝わりませんが、湖の色が手前の薄い青色から徐々に深い青色に変わるという不思議な景色でした。天気が良ければもっといいと思います。日帰りなので3時間くらいしか滞在できませんでした。往復のバス代はMXN1,070でした。



Ruinas Tulum

最終日はカルメンから車で1時間のトゥルム遺跡(Ruinas Tulum)観光。ここはADOバスではなくコレクティーボ(乗り合いバス)を使いました。トゥルムはマヤ文明終焉の地で遺跡は文明末期のものだそうです。小1時間で見所全部回れます。

                     イグアナです


前日のバカラ―ル湖とは違い観光客多かったです。これにて旅行終了。HRCは3店全部City Teeゲットしました。

 

帰国のANA便に同日に乗り換えるにはカンクン発5:40のUA便しかないので、ヒューストン空港近くのホテルで1泊して帰国しました。テレビで全米放送のMLB試合サブウエーシリーズのヤンキース対メッツ観戦できました。

 

最近下がりましたがメキシコは政策金利が11%、通貨のペソ(MXN)は高金利の強い通貨です。MXN/JPYは最安値の2019年から5年で4.3から 8.7とざっくり2倍になっています。その昔は11以上もありましたけど。変動幅が大きいのでFX取引で人気があるみたいです。物価は8.7円換算でコンビニの350m缶ビールが250円思ったより高くなかったです。カンクンからプラヤデルカルメンのバス代がMXN120、それより距離が短いプラヤデルカルメンからカンクン空港がMXN240。 プラヤデルカルメンからトゥルム遺跡の乗り合いバスはエアコンなしだとMXN60、ありだとMXN120と値付けの格差もありました。メキシコはGDPも人口も旧宗主国スペインを上回るスペイン語圏最大の国です。米国や日本企業の工場が多いため製造業が強いです。ここも2024年選挙イヤーの国。6月の大統領選挙で初の女性大統領が誕生しました。

 

La Bamba ラ・バンバ) Los Lobos

 

メキシコの民謡を元にした曲で、メキシコ系アメリカ人歌手リッチー・ヴァレンス(Ritchie Valens)がロックン・ロール調にアレンジしたものが一般に認知されています。リッチー・ヴァレンスは1959年バディ・ホリーとビッグ・ボッパーと共に乗った飛行機が墜落して亡くなりました。ドン・マクリーンは1972年の大ヒット曲”American Pie”でこの3人の死を“音楽が死んだ日”と歌っています。1987年にリッチー・ヴァレンスの自伝映画La Bambaに使われたメキシコ系アメリカ人のバンド、ロス・ロボス(Los Lobos)のバージョンは世界中多くの国のヒットチャートで1位になりスペイン語で歌われた最も有名な曲になりました。

 

Para bailar La Bamba

Para bailar La Bamba

Se necesito una poca de gracia

Una poca de gracia

Pa' mi, pa' ti, arriba, y arriba

Y arriba, y arriba

Por ti seré, por ti seré, por ti seré

 

バンバを踊るには

バンバを踊るには

少しの優雅が必要だ

少しの優雅

僕のため、君のために、盛り上がってくれよ

盛り上がって、盛り上がって

僕がいる君のために

僕がいる君のために

僕がいる君のために

 

Yo no soy marinero

Yo no soy marinero, soy capitán

Soy capitán, soy capitán

Bamba, bamba

Bamba, bamba

Bamba, bamba, bamba

 

僕は水夫じゃない

僕は水夫じゃない、船長なんだ

僕は船長(カピタン)なんだ。僕は船長(カピタン)なんだ。

バンバ、バンバ

バンバ、バンバ

バンバ、バンバ、バンバ

 

おわり