Meet You at Hard Rock Cafe ハードロックカフェ

世界ハードロックカフェ訪問記とトリビア

Hard Rock Cafe Osaka Namba Rock Shop

ハードロックショップ大阪難波店に行ってきました。万博行かなかったので大阪市内に入るなんて6年ぶりです。

伊丹空港から難波駅前まで直行バスで30分、便利ですね。

 

南海難波駅前のなんば広場、駅を背に右側の高島屋入口あたりから直進すると戎橋筋商店街があります。

この商店街の端にショップがあります。ちょっと小さめですが、いい具合に他の商店に馴染んでいます。ここにカフェ設置は無理そうですね。マルタのロックショップに似た感じでした。

 

TシャツにはちゃんとOsaka Nambaのロゴありました。シティTとロックショップオープン記念Tゲットしました。



さて、話題を変えて2026年期待の作家を紹介します。

 

デビュー作“万事快調 オールグリーンズ”が映画化された波木銅(なみきどん)まだ若い男性作家です。

昨年“順風満帆”という短編集を読んで注目しました。順風満帆という短編は万事快調のスピンオフということで、“万事快調”も読みました。いずれも超ポジティブなタイトルがいいですね。いずれも舞台は茨城です。

“万事快調”はそれぞれ家庭に問題を抱えていた3人の女子高校生が学校の部室棟屋上にあるビニールハウス(顧問が問題を起こして廃部になった園芸部が使っていた)で大麻を育てて売りお金を儲けて、つまらない田舎から脱出をはかるという物語です。3人いれば同好会になれるのです。オールグリーンズとはその同好会の名前です。Greenは大麻を表す隠語でもあります。

中心人物の朴秀美はラップにはまっていて、その仲間ともめたことがきっかけで大麻の種を手に入れたのです。ラップMCネームが“ニューロマンサー”。 

 

スピンオフの“順風満帆”(クラウドナイン)はラッパーのお話。

 

主人公の大学生秦野結海が単位を取得するために、母校の中学校で教育実習することになります。授業中は机に伏しクラスに溶け込まず結海にも心を開かずの受け持ちクラスの問題生徒、柴ひろむと話をかわし、かつて自分が持っていた野心的な感覚を思い起こします。友人に誘われて行ったヒップポップクラブでラップMCバトル対決にエントリーされ、その対戦者が“ニューロマンサー”でした。結海の勝ちでした。以来結海はサイファーに加わりラップの腕をあげます。教育実習が終わり大学に戻る時に立ち寄ったヒップホップクラブで”柴“を見かけます。柴はヒップホッパーだったのです。そしてバトルトーナメントで結海は柴と対決することに・・・

絶賛されたデビュー作より地味ですが順風満帆の方が好きです。タイトルの“順風満帆”はこのクラスの生徒が選出した月間四字熟語です。クラスのだれもが自分の人生は順風満帆ではないことを承知の上で選んだものです。これにクラウドナインとルビをつけるなんてセンスいいです。Cloud Nineはサイコーに幸せという意味があります。ジョージハリソンのアルバムのタイトルでもありますし、The Temptationsの1968年のヒット曲でもあります。この作品で波木さんのファンになりました。これからも劇薬小説家のよばれる波木先生に期待です。

 

もう一人は、ブログサイト“note”作品を投稿して創作大賞・朝日新聞出版賞を受賞した“大阪城は5センチ”の作者・青山エリです。スピンオフ作品の“ゼログラムの花束“も収めて”あなたの四月を知らないから“というタイトルで発行されています。なんらかの事情で受賞作を”あなたの四月を知らないから“に変更できなかったのでは?と思います。

大阪城は5センチ”の主人公・由鶴は、39歳で恋人なし。仕事はいまひとつ。1年前、さみしさを募らせていた夜に、女性用風俗店のセラピスト、宇治に出会った。思いを寄せるが、宇治がセラピストを辞めるので3月で会えなくなると知って・・・という話ですが。デビュー作とは思えないほど上手で素晴らしい作品です。“ゼログラムの花束”はセラピスト・宇治が主人公、実の母を探し当てたら・・・というお話。青山エリさん、大人気作家になるかもしれません。まずは次作が楽しみです。

ちなみに”あなたの四月を知らないから“の2作品、どちらも舞台は大阪です。

 

おわり